こんな頭痛は要注意!症状別にみる寝すぎ頭痛の種類
緊張型頭痛の特徴と原因
寝すぎによって最も多く見られる頭痛のタイプが、緊張型頭痛です。
この頭痛は、首・肩・背中の筋肉が硬直して血流が悪くなることによって引き起こされます。長時間同じ姿勢で眠ることで筋肉が収縮し、それが頭部を締めつけるような鈍い痛みとして現れるのが特徴です。
「後頭部やこめかみがジワジワと重たい」「頭が締め付けられるような感じがする」といった表現をされる方が多く、吐き気や強い痛みは伴わないことがほとんどです。
この緊張型頭痛は、ストレスや姿勢の悪さ、眼精疲労とも密接に関係しており、デスクワークが多い方やスマホの使いすぎの方に多く見られます。
寝すぎによる筋肉の不活動がきっかけとなって引き起こされやすいのがポイントです。
当院では、首・肩の筋緊張を緩める施術や、姿勢の調整によってこのタイプの頭痛を軽減・予防するアプローチを行っています。
片頭痛と寝すぎの関係
もうひとつ注意したいのが、片頭痛です。
一般的に「ズキズキ」「ドクドク」と脈打つような痛みを感じ、光や音に敏感になる・吐き気を伴うことも多いのが片頭痛の特徴です。
この片頭痛は、脳内の血管が拡張することによって引き起こされる頭痛で、寝すぎがこの血管拡張のトリガーになることがあるのです。
特に女性に多く見られる片頭痛は、ホルモンバランスや生活リズム、自律神経の乱れが関係しており、「休日の朝にゆっくり寝ようとしたら痛みで目が覚めた」という方は、寝すぎによる片頭痛の可能性が高いです。
このタイプの頭痛に対しては、無理に動かず静かな環境で安静にすることが基本ですが、同時に根本的な自律神経バランスの調整が非常に重要です。
当院では、骨格の調整や首まわりの血流改善により、片頭痛が起きにくい体づくりをサポートしています。
二次性頭痛との見分け方
頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」があります。
緊張型頭痛や片頭痛は前者で、生活習慣や身体の使い方に起因することが多いのですが、後者の二次性頭痛は、脳や体の疾患が背景にある**「注意が必要な頭痛」**です。
寝すぎた後に出る頭痛が「何となく重たい」程度であれば一次性の可能性が高いですが、次のような症状がある場合は要注意です。
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・突然バットで殴られたような激しい頭痛
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・頭痛と同時に発熱、吐き気、意識の混濁
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・会話ができない、言葉が出ないなどの神経症状
これらはくも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎などの重篤な疾患のサインかもしれません。
そのため、今までに経験したことのない激しい痛みや、症状が長引く頭痛がある場合には、まず医療機関の受診を優先することが大切です。
当院では、患者さまの症状を見極めたうえで、必要に応じて医療機関の受診をおすすめする体制を整えております。安心してご相談ください。
当院が考える「寝すぎ頭痛」の根本対処法
自律神経のバランス調整がカギ
「寝すぎ頭痛」を根本的に解決するには、自律神経のバランスを整えることが非常に重要です。
自律神経は私たちの意思とは関係なく、呼吸・体温・血圧・消化・睡眠などを自動でコントロールしている重要な神経系です。
この自律神経には、「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」があり、日中と夜間でそれぞれが適切に切り替わることで、健康が保たれています。
しかし寝すぎたり、夜更かしをしたり、不規則な生活が続くと、この自律神経の切り替えがスムーズにいかなくなり、朝起きても頭がぼーっとしたり、寝ても疲れが取れないといった不調が現れやすくなります。
当院では、背骨や骨盤など自律神経が通る「中枢神経経路」のバランスを整えることで、神経の働きそのものを正常化する施術を行っております。
神経の通り道が整うと、呼吸や血流、睡眠リズムなども改善され、結果として寝すぎによる頭痛の予防・軽減につながるのです。
首・肩・背中の筋緊張をゆるめる施術
寝すぎ頭痛の大きな原因の一つが、「筋肉の緊張による血流障害」です。
特に、寝ている間は動きが少ないため、首や肩、背中の筋肉に負担がかかりやすくなります。
この状態が続くと、血流やリンパの流れが滞り、筋肉が硬くなって神経を圧迫するため、起床時に頭痛や肩こり、首の違和感が現れるようになります。
当院では、こうした首・肩・背中まわりの筋緊張に対して、国家資格者によるオーダーメイドの手技療法を提供しています。
具体的には、筋膜リリース・指圧・ストレッチ・トリガーポイント療法などを組み合わせて施術し、血流と神経の通りを回復させていきます。
「頭が重い感じがなくなった」「視界がスッキリした」など、施術後すぐに変化を感じていただける方も多くいらっしゃいます。
特に慢性的に「休日に頭痛が出る」という方は、こうした筋肉の緊張を一度リセットしてあげることが、根本的な改善への第一歩になります。
再発しないための姿勢改善指導
当院では施術を通じて症状を和らげるだけでなく、「そもそも寝すぎ頭痛を繰り返さない体を作る」ことを目的とした姿勢改善・生活習慣指導にも力を入れています。
例えば、姿勢が悪いと、首や肩に余計な負担がかかり、睡眠中にも筋肉が緊張しやすくなります。
そのため、正しい姿勢で立つ・座る・歩く・寝るといった日常動作を意識するだけで、睡眠の質が向上し、頭痛の出現頻度も大きく減少することが期待できます。
また、お一人おひとりの体の使い方や生活スタイルに合わせて、
こうした施術+生活改善のWアプローチによって、寝すぎによる頭痛だけでなく、肩こりや不眠・自律神経の乱れ全般に対応できるのが当院の強みです。
寝すぎ頭痛に関するよくある質問
頭痛がするときでも寝ていていい?
頭痛があるからといって「ずっと寝ている」のは、かえって逆効果になる場合があります。
特に寝すぎ頭痛の多くは、長時間横になり続けることで筋肉が緊張し、血流が悪化することが原因です。
そのため、痛みがひどくない場合は、無理のない範囲で体を起こし、首・肩をゆっくり動かすストレッチや深呼吸をして体内の酸素を巡らせることが有効です。
ただし、片頭痛のように「動くと痛みが増すタイプ」の場合は、暗い静かな場所で安静にしておくことが望ましいです。
自分の頭痛のタイプを見極めたうえで、適切な対応をとるようにしましょう。
「痛みが強い」「吐き気がある」「日常生活に支障が出る」場合は、我慢せずに専門家への相談をおすすめします。
市販薬は使っても大丈夫?
市販の頭痛薬(鎮痛剤)は、一時的に症状を抑えるには有効です。
「予定があるのに頭痛で動けない」「仕事中に痛みが出てきた」などの場面では、薬で症状を抑えることで生活の質を保つことができます。
しかし、注意が必要なのは、薬は“根本的な原因を取り除くものではない”という点です。
あくまで「その場しのぎ」の対処法であり、頻繁に使い続けると、体が慣れてしまい薬が効きにくくなることもあります。
また、「薬の飲みすぎによって起きる頭痛(薬物乱用頭痛)」という問題も報告されています。
当院では、頭痛を繰り返さない体をつくることを重視した施術を行っています。
市販薬に頼り続ける前に、体のゆがみや神経のバランスを見直してみることをおすすめします。
天気と寝すぎ頭痛って関係ある?
あります。実は、気圧の変化と頭痛の関係は非常に深いのです。
低気圧の日や雨の日に頭痛が起きやすいという方は、自律神経が天候に影響されやすい体質である可能性があります。
このような体質の方が寝すぎてしまうと、さらに神経の働きが乱れやすくなり、頭痛のリスクが高まるのです。
特に、梅雨の時期や季節の変わり目には、気圧の変動と生活リズムの乱れが重なりやすく、頭痛が増える傾向があります。
このような場合は、規則正しい生活を心がけつつ、起床後の光浴やストレッチで自律神経を整えることが重要です。
当院では、こうした天候要因も踏まえて施術と生活アドバイスを行っておりますので、「天気が悪いと体調が崩れる」という方はぜひご相談ください。
整体と頭痛はどんな関係がある?
「整体で頭痛が改善するの?」と疑問を持たれる方も多いですが、実際には多くの方が整体によって頭痛の軽減・改善を実感されています。
整体の主な目的は、骨格の歪みや筋肉の緊張を整え、神経や血流の働きを正常にすることです。
頭痛の多くは、首・肩の筋肉のこりや、背骨の歪みによって血流や神経が圧迫されていることが原因です。
これらを手技によって整えることで、根本的に頭痛の出にくい身体を作っていくことが可能なのです。
当院では、丁寧なカウンセリングと検査をもとに、症状や体質に合わせた施術を行い、その場だけでなく長期的に症状を改善することを目指しています。
薬に頼らず自然な方法で頭痛を治したい方には、整体は非常におすすめの選択肢です。
いつ受診すべき?
「たまに起きる程度の軽い頭痛だから…」と我慢していませんか?
しかし、頭痛は放置していると慢性化し、日常生活に支障をきたす原因になることもあります。
とくに次のような方は、早めのご相談をおすす
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・市販薬が効かなくなってきた
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・仕事や家事に集中できない
- ・他にも首こり・肩こり・めまいがある
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・睡眠の質が悪く、朝起きられない
当院では、ただの「痛み止め」ではなく、症状の根本原因にアプローチする施術とアドバイスをご提供しています。
「もう仕方ない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。あなたに合った改善策をご提案いたします。