寝起きに頭が痛い人が知るべき原因と対策｜豊橋市ふたば接骨院・鍼灸院

2025/05/28 | カテゴリー：トピックス

こんにちは、ふたば接骨院・鍼灸院です。

朝、目が覚めた瞬間に感じる頭の重さや痛み。
「寝ているはずなのに疲れが取れない」「起きたとたん頭がズキズキする」といったお悩みを抱えていませんか？
最近では、こうした「寝起きの頭痛」についてご相談をいただくことが増えています。

特に5月末〜6月初旬にかけては、寒暖差や気圧の変化も影響しやすく、自律神経のバランスが崩れやすい季節。
さらに、長時間同じ姿勢で寝ていたり、睡眠の質が悪かったりすると、起き抜けのタイミングで頭痛が出やすくなるのです。

この記事では、「寝起きに頭が痛くなるのはなぜ？」という疑問に対し、考えられる原因・症状別の傾向・自宅での対策・整骨院での根本改善まで、わかりやすく解説していきます。
「薬に頼らず改善したい」「朝からスッキリした毎日を送りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

寝起きに頭痛がする原因とは？

なぜ朝起きたときに頭が痛くなるのか

朝の頭痛は「たまたま」ではなく、体の状態が睡眠中に崩れているサインであることが多くあります。
本来、睡眠は体を休め、疲れを取るための時間です。しかしその睡眠がうまくいかないと、朝から不快な症状が現れるリスクが高くなるのです。

例えば、睡眠中に血流が滞ることで脳への酸素供給が減り、起床時にぼんやりした重い頭痛として現れます。
また、首や肩の筋肉が寝ている間にこわばると、神経や血管を圧迫し、痛みを引き起こすこともあります。

加えて、現代人に多いのが「自律神経の乱れ」が背景にある頭痛です。
夜型の生活、スマホやPCの長時間使用、慢性的なストレスなどが影響して交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、睡眠の質が下がっている方が非常に多いのです。

考えられる主な身体的要因

寝起き頭痛を引き起こす身体的要因として、次のようなものが挙げられます

・首・肩・背中の筋肉の緊張：長時間の不良姿勢や合わない枕が原因となり、睡眠中も筋肉が固まってしまいます。
・血流不良：特に頭部や首への血流が悪くなることで、酸素が脳に十分に行き渡らず、頭痛を引き起こすことがあります。
・骨格の歪み：猫背やストレートネックの方は、就寝中も不自然な圧力が神経に加わりやすくなります。
・顎関節の緊張や噛みしめ癖：寝ている間に歯ぎしりや噛みしめがあると、側頭部の筋肉がこわばり頭痛を誘発することも。

これらの要因は単独で起きるというよりも、複合的に絡み合って症状を引き起こしていることが多いのが特徴です。

睡眠環境と頭痛の関係

意外と見落とされがちなのが、「睡眠環境の質」です。
寝ている時間が長くても、睡眠環境が悪ければ疲れは取れず、むしろ体に負担をかけてしまいます。

以下のような環境は、頭痛の原因になりやすいです

・枕の高さが合っていない
・マットレスが硬すぎる or 柔らかすぎる
・寝室の温度や湿度が不快
・寝る直前までスマホを使用している

睡眠中の姿勢や空間の快適性は、首肩の筋肉や神経に与える負担を大きく左右します。
当院では、こうした環境要因についてもヒアリングしながら、生活全体の見直しをサポートしています。

症状別に見る寝起き頭痛のタイプ

緊張型頭痛の特徴と寝起きの関係

緊張型頭痛は、現代人に最も多く見られるタイプの頭痛で、寝起きに感じる頭の重さや締めつけ感の多くはこれに該当します。
この頭痛の最大の原因は、首・肩・背中まわりの筋肉の緊張です。寝ている間に不自然な姿勢が続くと、筋肉が固まり血流が悪くなり、頭全体をギュッと締めつけられるような鈍痛として現れます。

特に次のような方は、朝の緊張型頭痛が起こりやすい傾向にあります

・高さや硬さが合っていない枕を使っている
・うつぶせ寝、横向き寝の姿勢が多い
・寝ている間に歯を食いしばっている
・日中、スマホ・パソコン作業が多く、首・肩が慢性的に凝っている

また、緊張型頭痛は自律神経の乱れとも深く関係しているため、精神的ストレスや疲労の蓄積でも引き起こされます。

このタイプの頭痛は、当院の施術でも非常に多くご相談いただく症状の一つです。
筋肉を緩め、神経と血流の通り道を整えることで、朝の頭痛が起こらない身体づくりをサポートいたします。

片頭痛と朝の頭痛の関係性

「朝起きたときからズキズキと脈打つような痛みがある」「光や音に敏感になる」――
このような症状がある場合は、片頭痛の可能性があります。
片頭痛は、脳の血管が拡張しすぎることで痛みを引き起こすタイプの頭痛です。

睡眠中、特に深夜から明け方にかけて副交感神経が優位になる時間帯には、血管が拡張しやすくなります。
そこに、寝すぎ・寝不足・寝室環境（低気圧や湿度）などの要素が重なると、朝起きた瞬間に片頭痛が起きやすくなるのです。

女性に多く見られる傾向があり、ホルモンバランスの変化やストレスも発症のきっかけになります。

片頭痛は動くと悪化するため、緊張型頭痛とは対処法が異なります。
整体では、首肩まわりの筋緊張を和らげ、自律神経を整えることで発症の頻度を下げることが期待できます。
「朝の片頭痛がクセになっている」という方は、ぜひご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群との関連

「しっかり寝たはずなのに頭が痛い」「朝からぼーっとする」「昼間の眠気がひどい」――
そんな方は、睡眠時無呼吸症候群（SAS）が隠れている可能性があります。

この症状は、睡眠中に何度も呼吸が止まり、そのたびに脳が覚醒状態になってしまう疾患です。
本人に自覚がないまま眠りが浅くなり、酸素不足が続くことで、起床時に頭痛やだるさを感じるというメカニズムです。

典型的な特徴としては

・大きないびき
・朝起きたときの頭痛
・日中の強い眠気
・集中力の低下
・肥満・高血圧などの生活習慣病の傾向がある

当院では、睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状については必要に応じて医療機関での検査や併用治療をご提案した上で、首の緊張緩和・呼吸筋の働きを改善する整体施術を提供しています。

「朝の頭痛だけでなく、日中も体が重い」「寝た気がしない」という方は、自己判断せず早めの対応が大切です。

寝起き頭痛を引き起こす生活習慣とは

睡眠の質を下げるNG習慣

「しっかり寝たはずなのに朝から頭痛がする…」という方の多くは、知らないうちに睡眠の質を下げてしまう生活習慣を続けていることが多いです。
特に以下のような習慣には注意が必要です：

・就寝直前までスマホやテレビを見ている
・寝る前にカフェインを摂っている
・夜遅くに重い食事をしている
・就寝・起床時間が日によってバラバラ
・寝る直前まで仕事や考え事をしている

これらはすべて、自律神経を興奮状態に保ち、副交感神経が優位になりづらくなる＝深い眠りに入りにくくなる要因です。
結果として、寝ている間も身体や脳が休まりきらず、起床時に疲労感や頭痛としてサインが出るのです。

さらに、寝る直前のスマホやブルーライトの使用は、メラトニン（眠気を誘うホルモン）の分泌を妨げるため、最も避けたい習慣のひとつです。

寝起き頭痛を防ぐためには、就寝前1時間はリラックス時間として過ごし、脳と身体を“眠りモード”に切り替えていくことが大切です。

枕や寝具の選び方のポイント

寝起き頭痛の大きな原因の一つに、「寝具が身体に合っていない」という問題があります。
特に枕は、首や後頭部を支える重要な役割を担っており、高さ・硬さ・素材が適していないと、首まわりの筋肉が緊張し、朝の頭痛の原因になります。

理想的な枕は、「仰向けでも横向きでも首の自然なカーブ（生理的湾曲）を保てるもの」。
高すぎると首が前に曲がり、低すぎると後ろに倒れ、いずれも頸椎や首の筋肉にストレスをかけてしまいます。

また、マットレスも重要です。硬すぎると肩や骨盤に圧がかかりやすく、柔らかすぎると身体が沈み込みすぎて背骨が歪みやすくなります。

寝起きに首・肩・腰がこわばっていたり、頻繁に寝返りを打つ人は、寝具が原因で質の悪い睡眠になっている可能性が高いです。

当院では、施術後に患者さまの姿勢や体型に応じた枕・寝具選びのアドバイスも行っています。
一度見直してみるだけで、朝のスッキリ感が劇的に変わることもありますよ。

夜間の姿勢と筋肉の緊張

寝ている間の姿勢も、寝起き頭痛の原因として見逃せません。
特に長時間同じ姿勢で寝ていると、筋肉や関節が圧迫され、血流が悪化するため、起床時に首・肩・後頭部が重だるく感じることが多くなります。

例えば、うつぶせ寝は首を左右どちらかに強くひねった状態で数時間過ごすことになり、頸椎や筋肉に大きな負担がかかります。
また、横向きで寝る方も、肩や腕に体重が乗るため、筋肉が圧迫されやすく、神経の通りも悪くなりやすいです。

理想は、仰向けで自然な姿勢を保ったまま眠ること。
そのためには、首・背中・腰のカーブをしっかり支えてくれる寝具や、就寝前に軽くストレッチをして筋肉をゆるめることが効果的です。

当院では、寝ている間の姿勢チェックや、患者さまの睡眠環境に合わせたアドバイスも行っております。
「どの姿勢が正しいのかわからない」「寝起きに体が痛い・重い」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

当院が考える寝起き頭痛の根本対策

自律神経の調整によるアプローチ

寝起きに頭痛が起きる方の多くに共通しているのが、自律神経の乱れです。
自律神経は、交感神経（活動モード）と副交感神経（休息モード）からなり、これらがバランスよく働くことで、睡眠の質や頭痛の出現に深く関係しています。

現代の生活では、スマホ・PC・ストレス過多・不規則な生活習慣により、交感神経が優位になりがちです。
そのまま眠りについても、神経が興奮したままでは深い睡眠に入れず、体は休んでいるのに脳は休めない状態になります。
これが、起床時の「頭が重い」「ズキズキする」「目が覚めてもだるい」といった症状に繋がります。

当院では、首〜背中〜骨盤までのバランスを整えることで、神経の通り道を解放し、自律神経の働きを正常化する施術を行っています。
さらに、呼吸を整える整体や、背中・胸郭の柔軟性を高める調整も取り入れ、自然とぐっすり眠れる体作りを目指します。

「寝ても疲れが取れない」「朝から調子が悪い」と感じている方は、自律神経へのアプローチが鍵になるかもしれません。

筋肉・骨格のバランスを整える施術

寝起きの頭痛は、筋肉の緊張や骨格のゆがみが原因であることも非常に多いです。
とくに首・肩・背中の筋肉のこわばりがあると、寝ている間に血流やリンパの流れが悪くなり、脳への酸素供給が不足して朝の頭痛につながります。

また、姿勢が悪い方や猫背、ストレートネックなどがあると、睡眠中も筋肉や神経に負担がかかり続け、慢性的な頭痛を引き起こす土台となってしまいます。

当院では、患者さまの姿勢や生活習慣を踏まえて、全身のバランスをチェックし、根本的な原因を見極めたうえで施術を行います。
手技による筋肉の調整だけでなく、骨盤・背骨の調整や、頭の位置を正しく保つための頸椎のゆがみ矯正も実施。
施術後には「頭が軽くなった」「視界がクリアになった」といった変化を感じる方も多くいらっしゃいます。

一時的な痛みの緩和だけではなく、再発しない身体づくりを目指した施術が当院の強みです。

再発防止のための生活指導

寝起きの頭痛を改善するには、「その場の施術」だけでなく、日常生活全体を見直すことが重要です。
当院では、施術後に症状の原因を丁寧に説明し、再発しないための生活習慣アドバイスもセットで行っています。

具体的には以下のような指導をしています

・自宅でできる首・肩のストレッチ
・寝る前の呼吸法やリラックス方法
・正しい枕の選び方と寝姿勢のチェック
・姿勢改善のための簡単なエクササイズ
・就寝・起床リズムを整えるスケジュール管理のコツ

特に大切なのは、「何が原因で頭痛が起きていたのか？」を理解することです。
原因を自覚し、それに合った生活の工夫を取り入れることで、自分自身で体をコントロールできるようになります。

当院では「再発しない体作り」を最終目標として、患者さまと一緒に生活習慣から変えていくサポートをしています。
「朝から快適に過ごしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

寝起き頭痛に関するよくある質問

Q1. 寝不足でも寝すぎでも頭痛がするのはなぜ？

はい、どちらも睡眠リズムが崩れることによって自律神経が乱れ、頭痛を引き起こす原因になります。
寝不足のときは、脳や身体がしっかり休めていないため、血流やホルモンバランスが乱れ、頭がボーッとしたりズキズキ痛んだりしやすくなります。
一方、寝すぎも「休みすぎ」であり、長時間横になったことで筋肉が硬直し、血流が悪くなるなどの影響から、頭痛を感じやすくなります。

特に休日に「寝だめ」をする方や、生活リズムが日によってバラバラな方に多く見られます。
理想は毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるリズムを整えること。
当院では、自律神経の働きを整える施術に加え、睡眠の質を上げる生活習慣のアドバイスも行っています。