坐骨神経痛は何科を受診する?病院と整骨院の違いをわかりやすく解説
2025/06/08 | カテゴリー:トピックス
【坐骨神経痛 病院】何科に行くべき?整形外科と整骨院の違いも解説!
坐骨神経痛とは?まずは正しく知ることが改善への第一歩
坐骨神経痛の症状と特徴
坐骨神経痛とは、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、そして足先まで走る「坐骨神経」が何らかの理由で圧迫・刺激され、痛みやしびれが生じる状態を指します。病名というよりも「症状の名前」として使われます。
代表的な症状には次のようなものがあります:
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お尻から足にかけての鋭い痛みやしびれ
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足先までズキズキするような放散痛
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長時間立ったり座ったりすると悪化する
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階段の昇降や歩行が困難になる
このような症状が慢性的に続いたり、日常生活に支障が出てきたら、まずは病院での受診を検討すべきタイミングです。
なぜ病院に行く必要があるのか?
痛みやしびれが出る原因はさまざまですが、中には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、医療的な処置が必要なケースもあります。
症状が悪化すると、神経そのものの損傷や、足の感覚麻痺、排尿障害といった深刻な状態につながることもあります。
そのため、初期段階で原因を正確に把握し、適切な対応をとることが重要です。
放置するとどうなる?
軽度の坐骨神経痛でも、「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、慢性化や再発を繰り返す体質になりやすくなります。
一度悪化すると、薬や注射に頼っても思うように改善しないケースもあり、根本的な見直しが必要になります。
坐骨神経痛で病院に行くなら何科?整形外科の役割と診療内容
整形外科でできる検査(レントゲン・MRIなど)
坐骨神経痛でまず受診すべき診療科は「整形外科」です。整形外科では、骨・関節・筋肉・神経の異常に対応しています。
整形外科で実施される主な検査には以下のものがあります:
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レントゲン検査:骨の変形やズレの確認に有効
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MRI検査:椎間板や神経の圧迫状態の可視化
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CTスキャン:骨の詳細な形状を確認できる
これらの検査によって、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨折などの明確な構造的異常が見つかる場合があります。
診断名と病名の違い
「坐骨神経痛」は症状名であり、実際の診断名は以下のような病名になります。
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腰椎椎間板ヘルニア
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脊柱管狭窄症
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変形性腰椎症
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梨状筋症候群(診断されにくいこともあります)
正しい診断を受けることで、治療の選択肢や予後の見通しが明確になります。
整形外科での治療の流れ(薬・リハビリなど)
整形外科での一般的な治療は以下の通りです:
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痛み止めや神経障害性疼痛薬の処方
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湿布や外用薬の使用
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理学療法(温熱療法・電気治療・牽引など)
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重度の場合はブロック注射や手術
病院では、症状を抑えるための「対症療法」が中心となります。即効性はあるものの、根本改善には至らない場合も多く、他のアプローチと併用することが重要です。
病院と整骨院の違いとは?目的に応じて選ぶのが正解
病院(整形外科)の強みと限界
整形外科の強みは、診断と投薬を含めた医療的アプローチができる点にあります。レントゲンやMRIを用いて、骨や神経の明確な異常を視覚的に捉えることができ、薬や注射、必要であれば手術といった医療行為が可能です。
ただし整形外科には、以下のような限界もあります:
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筋肉や姿勢バランスの問題までは詳細に診ない
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生活習慣への具体的な改善指導が少ない
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「異常なし」と言われても痛みが残るケースがある
このような場合は、画像では捉えきれない原因が隠れている可能性があります。
整骨院・整体院の得意分野とは?
整骨院では、**骨格の歪みや筋肉の緊張など、構造的には問題が見られない「機能的な不調」**にアプローチできます。
主な対応内容:
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姿勢分析・骨盤のバランスチェック
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手技による筋緊張の緩和と可動域の改善
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日常生活に合わせた動作指導やセルフケア
特に、病院で「異常なし」と診断されたが、痛みやしびれが続いている方には、整骨院での評価が有効な場合があります。
どちらを先に受診すべきか?
基本的に、急激な痛み・しびれ・麻痺などがある場合は、まず整形外科の受診が優先です。構造的な異常を早期に見つけることが重要です。
一方で、
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数週間続くが原因が分からない痛み
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レントゲンやMRIでは異常がないと言われたが、症状が残る
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姿勢や動作に問題があると自覚している
といったケースでは、整骨院への相談をおすすめします。
坐骨神経痛の改善に向けた治療法の選択肢
薬物療法のメリットと注意点
病院では、痛みや炎症を抑えるために**鎮痛薬(NSAIDs)や神経障害性疼痛治療薬(プレガバリン、デュロキセチンなど)**が処方されます。
薬のメリット:
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痛みを短期的に抑えることができる
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日常生活が送りやすくなる
一方で、薬は根本の原因にアプローチするものではないため、長期的な使用には副作用や依存のリスクもあります。あくまで「補助的な手段」として考えましょう。
理学療法(リハビリ)の効果とは
病院の理学療法では、電気治療・温熱療法・牽引などを通じて、神経への負担を軽減し、筋肉の柔軟性を高めることを目指します。
症状によっては、リハビリの内容を理学療法士が調整してくれるため、運動療法の導入や、身体の使い方の改善にもつながります。
ただし、病院によってはリハビリの時間が短く、十分なアプローチができないこともあるため、補完的に整骨院を活用するのも有効です。
整骨院でのアプローチ(骨盤矯正・筋肉調整など)
整骨院では、以下のような施術を組み合わせて行います:
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骨盤矯正:姿勢の土台を整え、神経への圧力を軽減
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筋肉調整:深層筋にアプローチし、硬さをほぐす
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ストレッチ指導:自宅でも再発予防できる体づくりをサポート
坐骨神経痛で病院に行くタイミングとセルフチェックの方法
この症状が出たら病院へ
以下のような症状がある場合は、早めの病院受診が必要です:
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足に力が入らない、つまずきやすい
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排尿・排便に違和感やコントロールの異常がある
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夜間も眠れないほど痛みが強い
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安静にしても症状が改善しない
これは、神経が強く圧迫されているサインであり、専門医の診断と治療が必要な状態です。
自己判断で放置するリスク
坐骨神経痛の原因は人によって異なり、自己流で対応してしまうと、かえって悪化や慢性化を招く恐れがあります。
特に、
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自分で市販薬を飲み続けている
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ストレッチをしてもよくならない
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どの動きが悪化の原因かわからない
といった方は、一度専門機関で評価を受けることをおすすめします。
整骨院に行ってよいケースと注意点
整骨院への相談が有効なケース:
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レントゲンでは異常なしと言われたが、症状が続く
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姿勢や動作の悪さに心当たりがある
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薬に頼らず、根本から改善したい
注意点として、整骨院では画像診断ができないため、まず病院で構造的異常を除外した上で、併用・移行していくのが理想的です。
坐骨神経痛と病院に関するよくある質問
整形外科と整骨院、どっちが正解?
どちらにも役割があり、症状や目的によって使い分けるのが正解です。
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整形外科:診断・検査・薬や注射などの医療的対応
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整骨院:骨格や筋肉の調整、姿勢や動作からの改善
痛みの原因が明確でなかったり、「異常なし」と言われたけど痛いというケースでは整骨院の対応が有効な場合もあります。
まずは病院で異常の有無を確認し、必要に応じて整骨院を併用するのがベストです。
病院で「異常なし」と言われたけど痛いのはなぜ?
これはよくあるケースです。画像診断(レントゲンやMRI)では骨や神経の構造を見ることができますが、筋肉の緊張や姿勢の崩れは映りません。
たとえば:
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梨状筋症候群などの筋肉による圧迫
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骨盤や背骨の歪みによる神経の絞扼
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長時間の座り仕事による血流不足
などは、整骨院での評価や手技療法が有効なケースも多いのです。
坐骨神経痛で注射は効果がある?
整形外科では、痛みが強い場合に神経ブロック注射が行われることがあります。炎症を抑え、神経の過敏状態を一時的に落ち着かせる効果が期待できます。
ただし、根本的な原因が残っている限り再発する可能性も高いため、「一時的な痛みの軽減手段」としての利用が基本です。
病院の薬が効かない場合は?
坐骨神経痛の痛みは、神経の圧迫だけでなく、筋肉や姿勢のバランスの乱れにも起因することがあります。
そのため、薬が効かない場合は次のような選択肢を検討してみましょう:
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姿勢や骨盤のバランスチェック
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筋緊張の改善
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運動やストレッチによる血流改善
これらは整骨院の対応範囲であり、薬に頼らず改善を目指すためのアプローチとして有効です。
画像検査で原因が見えないことはある?
はい、あります。特に以下のような原因は画像に映らないことが多いです:
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筋肉の張り・緊張・左右差
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骨盤や背骨の微妙な歪み
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神経の軽微な圧迫や血行不良
このようなケースでは、問診・触診・動作分析など、整骨院で行う評価が改善へのヒントとなることがあります。
「どこで診てもらうべきか」悩んだら、まずはご相談ください
坐骨神経痛に悩む方は非常に多く、その症状や原因も人それぞれです。
「病院で異常なしと言われたけど痛い」「薬ではもう限界」「そもそも何科に行けばいいのか分からない」――
そのような悩みを抱えている方にこそ、今の身体の状態を正しく知ることが重要です。
当院では、国家資格を持つ施術者が問診・検査・姿勢評価を行い、痛みの根本原因を見極めたうえで、個別に合わせた施術計画をご提案いたします。
整形外科での受診後、症状が改善しない方からのご相談も多数いただいております。
「どこに行けばいいか分からない」――そんなときは、まずはお気軽にご相談ください。
痛みの原因に向き合い、根本から改善していくサポートをさせていただきます。
整形外科と整骨院の併用で、より効果的な坐骨神経痛対策を
多くの方が誤解されているのが、「整形外科に通っているから、整骨院には行かない方がいいのでは?」という点です。
実際はその逆で、病院と整骨院は併用することで、互いの弱点を補い合う関係にあります。
たとえば、
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整形外科で検査と診断を受け、重大な疾患を除外
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整骨院で骨格や筋肉の状態を整え、再発予防を目的としたアプローチを実施
このように、役割を明確に分けて活用することで、薬だけに頼らない、根本的な回復と予防の両立が可能になります。
とくに、整形外科では痛みの抑制を中心とした対症療法が多く、整骨院では姿勢や生活習慣の改善による原因へのアプローチを得意としています。
坐骨神経痛は「原因を放置しないこと」が最大の予防策
最後に強調したいのは、坐骨神経痛の本質的な改善や予防には、自分の身体の使い方や生活習慣に意識を向けることが必要だということです。
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長時間の座りっぱなし
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足を組むクセ
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運動不足
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スマホやパソコンによる前かがみ姿勢
これらが積み重なることで、骨盤の歪みや筋肉の過緊張を招き、坐骨神経痛が発症・再発しやすくなります。
痛みが出てから対処するのではなく、「なぜ痛みが出たのか?」「どうすれば再発しないのか?」という視点で、日々の習慣を見直すことが何よりの予防になります。
当院では、施術だけでなく、正しい座り方・ストレッチ方法・体の使い方のアドバイスも行っております。これらを通じて、「再発しにくい体づくり」をサポートいたします。
- 肩甲骨はがしとは
- 筋膜リリース
- リバース整体(神経調整×背骨・骨盤矯正×整体)
- リバース鍼灸(神経調整×背骨・骨盤矯正×鍼灸)
- ふたば美容鍼
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- マッサージへ行っても良くならなかった方へ
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- 脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
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- O脚・X脚