坐骨神経痛は何科に行けばいい?整形外科・整骨院の違いと正しい選び方
2025/06/08 | カテゴリー:トピックス
【坐骨神経痛 何科】迷ったらまず読む!病院・整形外科・整骨院の正しい選び方
坐骨神経痛とは?症状を正しく理解しよう
坐骨神経とは何か?どこを通る神経なのか
坐骨神経は、腰椎から始まり、お尻・太ももの裏・ふくらはぎ・足先まで伸びる、人体で最も太く長い末梢神経です。
この神経が何らかの原因で圧迫や刺激を受けると、痛み・しびれ・感覚異常などの症状が発生します。
坐骨神経痛の典型的な症状
坐骨神経痛の症状は、以下のように多岐にわたります:
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お尻や太もも裏、ふくらはぎの痛み
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チクチク・ピリピリとしたしびれ
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足に力が入りにくい、階段がつらい
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腰痛とともに片脚の症状が出る
日常生活に支障をきたすような症状に発展するケースもあり、早期の原因特定と対応が重要です。
どんな人に多い?原因との関係
坐骨神経痛は、次のような原因が挙げられます:
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椎間板ヘルニア(20代〜40代に多い)
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脊柱管狭窄症(中高年〜高齢者に多い)
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梨状筋症候群(長時間の座位姿勢が原因)
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姿勢不良や骨盤のゆがみ(デスクワーク中心の方など)
これらの原因により神経が刺激されることで、坐骨神経痛の症状が現れます。
坐骨神経痛で病院に行くなら何科?最初に受診すべき診療科とは
整形外科の役割とできること
坐骨神経痛で病院に行く場合、まず受診すべきは整形外科です。整形外科では、骨・関節・筋肉・神経といった運動器の診断・治療を行っています。
整形外科で行われる主な内容:
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画像検査(レントゲン・MRI)
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神経学的検査(反射・筋力・感覚テスト)
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薬物療法(鎮痛薬・神経障害性疼痛治療薬など)
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物理療法やリハビリ指導
整形外科では、構造的な異常(椎間板ヘルニアや狭窄など)の診断に強みがあります。
他に受診する可能性がある診療科(脳神経外科・ペインクリニックなど)
症状の原因や状態によっては、以下の診療科を紹介されることもあります:
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脳神経外科:神経根の障害や手術適応の評価
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ペインクリニック(麻酔科):神経ブロック注射による疼痛緩和
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リハビリテーション科:運動療法や物理療法中心のアプローチ
まずは整形外科を起点として、必要に応じて専門診療科に紹介される流れが一般的です。
総合病院とクリニック、どちらを選ぶべき?
軽度な症状の場合は整形外科のクリニックで十分対応できます。
ただし、以下の場合は総合病院の受診を検討しましょう:
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強い痛みやしびれが急に出た
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排尿・排便に異常を感じる
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足が動かしにくい、麻痺がある
総合病院ではMRI検査や複数の診療科との連携が取りやすいため、より精密な診断と総合的な対応が可能です。
整骨院や整体院では坐骨神経痛に対応できるのか?
整骨院で対応できるケースとは
整骨院では、骨格や筋肉の歪みに起因する坐骨神経痛に対して対応が可能です。特に、以下のようなケースは整骨院での施術が有効です:
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病院で「骨には異常がない」と診断されたが、痛みが続く
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姿勢や体の使い方が原因で神経に負担がかかっている
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筋肉の過緊張や血流不足が主な原因と考えられる
整骨院では、手技療法・骨盤矯正・筋肉調整などにより、神経の通り道にかかる負担を軽減する施術を行います。
整形外科と整骨院の違い
比較項目 | 整形外科 | 整骨院 |
---|---|---|
対応内容 | 診断・画像検査・薬・注射・手術 | 手技・矯正・運動指導 |
強み | 医学的治療・検査 | 根本改善・姿勢・生活改善 |
対象 | 症状が強い・異常の有無を確認したい | 慢性的な痛み・再発予防したい |
保険適用 | ○(初診から可) | 条件あり(急性の外傷など) |
整骨院は医療機関ではないため、画像検査や診断はできませんが、筋骨格系の評価と施術に特化しています。
併用する際の注意点とポイント
整形外科と整骨院を併用する際には、医師の治療内容と重複しないよう注意が必要です。
おすすめの流れは以下の通り:
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まず整形外科で診断を受け、重篤な疾患の可能性を除外
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明確な病変がない、または慢性化している場合は整骨院へ相談
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整形外科と整骨院の連携で、症状改善+再発予防を目指す
両者をうまく組み合わせることで、痛みの軽減だけでなく、根本からの改善を目指すことができます。
診療科の選び方と受診の流れをわかりやすく解説
痛みが強いときの緊急対応
次のような場合は、すぐに整形外科や総合病院を受診すべきです:
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足の感覚が急におかしくなった
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排尿・排便の異常(我慢できない、力めないなど)
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歩くのが困難、脚が動かない
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安静にしていても強い痛みが続く
これらは、神経への強い圧迫や重大な疾患のサインの可能性があるため、迅速な医療介入が必要です。
問診・検査・診断の流れ
整形外科を初診で受診した場合、一般的には以下のような流れになります:
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問診・症状のヒアリング(痛みの部位・期間・きっかけなど)
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身体診察・徒手検査(可動域・神経症状の有無)
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画像検査(レントゲンやMRIで構造的な異常を確認)
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診断と治療方針の説明
必要に応じて、投薬・リハビリ・生活指導などが行われます。
症状の程度によって変わる治療の内容
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軽度~中等度の場合: 薬や生活指導、運動療法中心
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重度の場合: 神経ブロック注射や手術の検討
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慢性化している場合: 姿勢・動作改善を重視した対策
症状の程度や原因に応じて、治療方法は大きく異なるため、自己判断ではなく、専門的な評価が欠かせません。
坐骨神経痛の診療科に関するよくある質問
整形外科では何をされるの?
整形外科では、症状の原因を構造的に確認するための画像検査(レントゲン・MRI)や、必要に応じた薬物療法・注射・理学療法が主な内容です。
初診では、症状の把握と診断、緊急性の評価を行います。
ペインクリニックはどう違う?
**ペインクリニック(麻酔科)**では、痛みそのものをコントロールすることに特化しています。
ブロック注射や神経周囲への薬剤注入によって、痛みを抑える処置が可能です。
「原因は整形外科で確認済みだが、痛みが強くて日常生活に支障がある」という方に向いています。
内科で相談してもいい?
内科は痛みの専門ではないため、直接的な坐骨神経痛の治療はできません。
ただし、他に持病がある方や、どこに行けばよいか分からない場合に、総合的な判断や紹介を受ける窓口として活用することは可能です。
リハビリ科と整骨院の違いは?
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リハビリ科(リハビリテーション科): 医師の指示に基づいて、理学療法士が運動療法や機能訓練を実施。病院内に併設されていることが多い。
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整骨院: 国家資格を持つ柔道整復師が、筋肉や関節への手技療法を行い、姿勢やバランスの改善にアプローチします。
どちらも運動器系の改善に関与しますが、対象やアプローチ法が異なります。
初診時に気をつけるべきことは?
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症状の発生時期・痛みの性質・悪化のきっかけを明確にしておく
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他院での検査歴や服薬中の薬があれば持参
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痛みが強くなる体勢や動きもメモしておくと、正確な診断につながりやすいです
自分に合った診療科で早期改善を目指そう!迷ったらご相談ください
坐骨神経痛は、「何科に行けばよいのか分からない」という理由で受診が遅れがちです。
しかし、症状を放置すると悪化や慢性化につながる恐れもあり、早期の対応がとても重要です。
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まずは整形外科で診断と画像検査を受けて、重篤な異常がないか確認
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明確な原因が見つからない、もしくは症状が慢性化している場合は整骨院での評価と施術が有効
当院では、国家資格を持つスタッフが、あなたの体の状態に合わせた施術計画を立て、根本原因にアプローチするサポートを行っています。
どこに行くべきか分からない、改善方法に悩んでいる方は、まずはお気軽にご相談ください。
「早く行っておけばよかった」と思える一歩を、今ここから始めましょう。
診療科の選択に失敗するとどうなるか?実際に多い誤解とそのリスク
坐骨神経痛は、比較的身近な症状であるにもかかわらず、「どこに行けばよいのか分からない」という理由で受診が遅れたり、適切な治療を受けられず長引くケースが非常に多いのが現状です。
以下は、よくある「診療科の選択ミス」例とその結果です。
よくある誤解①:内科で診てもらえばいいと思っていた
風邪や胃腸炎と同じ感覚で、痛みやしびれを内科で相談する方が時々いらっしゃいます。
内科では坐骨神経痛に関する詳しい評価は行えず、「様子を見ましょう」となるケースが多く、時間のロスに繋がることがあります。
痛みの原因が神経や筋骨格に関係している以上、整形外科が最も適した診療科です。
よくある誤解②:マッサージやリラクゼーションサロンに行けば改善すると思っていた
痛みを「コリ」や「疲労」と捉え、リラクゼーションを目的としたサロンに通う方もいますが、一時的に楽になっても、根本原因にはアプローチできないことがほとんどです。
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骨盤の傾き
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深部筋の異常な緊張
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神経の圧迫
といった構造的な問題に対しては、国家資格を持った専門家による施術でなければ改善が難しいのです。
よくある誤解③:湿布や市販薬でなんとかなると思っていた
初期症状が軽い場合、ドラッグストアで買った湿布や鎮痛薬でやり過ごそうとする方も多いですが、長期間自己流で対処するとかえって慢性化を招くことがあります。
坐骨神経痛は「原因を取り除く」ことが何よりも重要で、痛みを抑えるだけの対処では再発リスクが高まるのです。
整骨院で対応できる坐骨神経痛のパターンとその理由
整骨院では、次のような坐骨神経痛のパターンに対して有効な対応が可能です。
パターン①:病院で「異常なし」と言われたが、痛みが続いている場合
レントゲンやMRIで明確な骨の異常が見られないケースは多くあります。
しかし、そのような方でも、
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姿勢の崩れ
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骨盤のゆがみ
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筋肉のアンバランス
などが原因で、神経に持続的なストレスがかかっている場合があります。
整骨院では、視診・触診・動作分析などから原因を探り、骨盤調整や深層筋へのアプローチで痛みの軽減を図ります。
パターン②:筋肉の緊張が原因となっている梨状筋症候群など
梨状筋症候群とは、お尻の奥にある梨状筋が坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす状態です。
このタイプは、整形外科では見逃されることが多く、整骨院での施術対象となる代表的なケースです。
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長時間座るとお尻が痛い
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歩くと軽くなるが、座ると悪化する
といった症状が特徴で、筋肉の深部調整やストレッチが非常に有効です。
パターン③:妊娠中や産後の骨盤の変化による神経圧迫
妊娠や出産を経て骨盤が開いたり傾いたりすると、坐骨神経に負担がかかりやすくなります。
整形外科では積極的な施術が難しい一方で、整骨院では、
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骨盤調整(無理のない範囲で)
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負担軽減のための生活指導
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産後リハビリ的な施術
など、身体に優しい対応が可能です。
パターン④:生活動作のクセが神経に悪影響を与えている
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足を組む
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片足に体重をかけて立つ
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前かがみで作業する時間が長い
といった日常のクセが原因で神経にストレスがかかることも多くあります。
整骨院では、**動作の指導や再教育(リハビリ的な指導)**も並行して行うことで、根本的な体の使い方の改善と再発予防を目指します。
【追記まとめ】診療科の選び方一つで、未来の体が変わる
坐骨神経痛は、「何科に行くべきか」で対応内容も回復スピードも大きく変わる症状です。
整形外科での診断は非常に重要ですが、それだけで改善が難しいケースも確かにあります。
そんなときは、整骨院の視点で体のバランス・筋肉の状態・姿勢の崩れを評価し、根本的な改善に向けたサポートを受けることがカギになります。
整形外科と整骨院、それぞれの得意分野を理解し、あなたの症状に合った最善の道を選ぶことが、坐骨神経痛を本当の意味で解決する第一歩です。
- 肩甲骨はがしとは
- 筋膜リリース
- リバース整体(神経調整×背骨・骨盤矯正×整体)
- リバース鍼灸(神経調整×背骨・骨盤矯正×鍼灸)
- ふたば美容鍼
- 整体に行っても治らなかった方へ
- マッサージへ行っても良くならなかった方へ
- 腰痛
- ぎっくり腰(急性腰痛)
- 長時間の同じ姿勢による首肩の痛み
- 脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
- 腰椎分離症
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- 肩の痛み(腱板損傷)
- 首の痛み・頭痛・眼精疲労
- 頭痛
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- 胸郭出口症候群
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- 股関節の痛み
- 膝痛(鵞足炎)
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