頚椎症の症状を完全解説|しびれ・痛み・脱力の正体とは?
2025/07/27 | カテゴリー:トピックス
【保存版】頚椎症の症状を徹底解説|しびれ・痛み・違和感の正体と対処法
頚椎症とは?症状を理解する前に知っておきたい基礎知識
頚椎の構造と頚椎症の定義
頚椎症とは、首の骨(頚椎)とその周囲にある椎間板や靭帯、神経の加齢変化や損傷によって生じる症状の総称です。
頚椎は全部で7個の椎骨から構成されており、その間にはクッションの役割を果たす椎間板が存在します。
この椎間板や骨が変形・突出・すり減ることで、神経根または脊髄が圧迫され、痛みやしびれ、運動障害などの症状が発生するのが頚椎症のメカニズムです。
頚椎症の主な原因とは?
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加齢による椎間板の変性
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長時間のデスクワークやスマホ使用による姿勢不良
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交通事故などによる外傷
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生まれつきの骨格異常(先天性要因)
頚椎症は40歳以降に多く見られる疾患であり、日常生活の中で徐々に進行していくケースがほとんどです。
頚椎症の主な症状|身体のどこに、どのように出るのか?
頚椎症の症状は、圧迫されている神経の場所や程度によって異なります。主に3つのタイプに分類されます。
【1】頚椎症性神経根症:腕や手のしびれ・痛み
神経根(頚椎から出る神経)が圧迫されている状態で、以下のような症状が現れます。
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首から肩、腕、手指にかけてのしびれ
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特定の動作(首を後ろに反らすなど)で痛みが悪化
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肩や腕に放散する電気が走るような痛み
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手に力が入らない、握力が落ちる
このタイプの頚椎症は、片側に症状が出ることが多いのが特徴です。
【2】頚椎症性脊髄症:下肢や歩行障害も出現
脊髄そのものが圧迫されている状態で、より深刻な症状が現れます。
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両手・両足のしびれ・脱力
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歩行中に足がもつれる、ふらつく
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排尿・排便機能の異常(尿漏れ、頻尿など)
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ボタンが留められない、字が書きづらいなどの巧緻動作障害
脊髄症に進行した場合は、日常生活に大きな支障をきたすため、早期の対応が不可欠です。
【3】単純な頚部痛・肩こり:初期症状として見逃されがち
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首の後ろの違和感・重だるさ
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肩や肩甲骨周辺の強いこり感
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頭を動かすと痛みが増す
このような症状は、初期の頚椎症で多く見られますが、「肩こり」と誤認されてしまうことが多く、放置されやすいリスクがあります。
頚椎症の部位別|神経レベルごとの症状を知る
頚椎はC1〜C7まであり、それぞれの神経根に異なる支配領域があります。どの頚椎が障害されているかによって、症状が出る部位や感覚障害の範囲が異なります。
C5神経根障害(頚椎4-5)
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肩の外側、肩甲骨上部の痛み・しびれ
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三角筋の筋力低下
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腕を持ち上げにくい(肩の挙上障害)
C6神経根障害(頚椎5-6)
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上腕外側から前腕、親指側のしびれ
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腕橈骨筋・上腕二頭筋の力が弱くなる
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上腕の屈曲がしにくい
C7神経根障害(頚椎6-7)
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中指にかけてのしびれ・痛み
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上腕三頭筋の筋力低下(腕を伸ばしにくい)
C8神経根障害(頚椎7-T1)
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薬指・小指のしびれ
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手内筋の萎縮・巧緻動作障害(細かい作業が困難)
このように、症状の出る場所は神経の圧迫部位により変化します。診断や施術の際には、これらの知識が極めて重要となります。
頚椎症の症状を悪化させる日常習慣とは?
長時間のスマホ・パソコン使用
スマホを使う時、多くの方が顔を下に向けたまま長時間操作しており、これが首への大きな負担になります。
前傾姿勢が続くことで、首の筋肉や靭帯に過剰なストレスがかかり、椎間板が圧迫されやすくなります。
悪い姿勢や合わない枕
猫背やストレートネックの姿勢は、首の自然な湾曲(カーブ)を損ないます。
また、高すぎる・低すぎる枕も頚椎の位置を不自然にするため、睡眠中に悪化させる要因となります。
運動不足・体幹筋力の低下
頚椎の安定には、首だけでなく、背中や体幹の筋肉(インナーマッスル)の支えが必要です。運動不足になると、これらの筋力が低下し、首に余計な負担が集中するようになります。
頚椎症の症状が出たらどうすればいい?受診の目安と対処法
まずは医療機関での診断を
頚椎症が疑われる場合、まずは整形外科などでレントゲンやMRI検査による診断を受けることが推奨されます。
神経症状が明確に出ている場合は、神経学的検査を含む専門的な評価が必要です。
早期であれば保存療法で改善可能
頚椎症は進行していなければ、手術をせずに改善できるケースがほとんどです。
以下のような保存療法が用いられます:
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姿勢の改善
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頚椎の安静と温熱療法
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電気療法・牽引療法
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筋緊張を和らげる施術
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薬物療法(消炎鎮痛薬、筋弛緩薬など)
頚椎症専門の接骨院での対応も有効
頚椎症の根本的な原因である姿勢や骨格のゆがみを整えるには、接骨院での手技療法が有効です。
特に、整形外科での治療と並行して通うことで、回復を早めることができます。
頚椎症の症状を放置するリスク
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慢性的な神経障害が進行する
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手足の機能低下が日常生活に支障をきたす
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歩行困難や排尿障害などの深刻な後遺症に発展する可能性
早期の対処が、症状の進行を食い止める最大のカギとなります。
頚椎症のセルフチェックと予防方法
頚椎症セルフチェック
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首を後ろに倒すとしびれが出る
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腕を上げると痛みが悪化する
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手や指の動きが以前より不器用に感じる
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夕方になると肩〜腕にかけて重だるさが出る
これらの症状に1つでも該当すれば、頚椎症の可能性があります。
頚椎症予防に有効な生活習慣
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1時間に1回は首を回す・伸ばすストレッチ
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姿勢を意識する(PC画面の高さを目線に合わせる)
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睡眠環境の見直し(枕の高さを首のカーブに合わせる)
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定期的な運動で体幹を鍛える
まとめ|首のしびれ・痛みは「ただの肩こり」ではないかもしれません
頚椎症の症状は多岐にわたり、軽度な違和感から始まっても、放置すれば深刻な神経障害に発展します。
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首や肩の痛みがなかなか取れない
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腕や手にしびれが出ている
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最近、字が書きにくくなった
こうしたサインは、頚椎からのSOSかもしれません。
症状を正しく理解し、早期に適切な処置を受けることで、頚椎症は十分にコントロール可能です。
頚椎症の初期症状はどう現れる?“見過ごされやすいサイン”に要注意
頚椎症は、はじめは非常に軽い違和感からスタートすることが多く、「年齢のせい」「ただの肩こり」と自己判断してしまう方も少なくありません。
以下のような症状が初期にみられる場合、すでに神経圧迫が始まっている可能性があります。
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首や肩のコリが常に重く感じる
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朝起きた時に首が回りにくい
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疲れた時だけ片腕がしびれる
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時々指先にチクチクした感覚がある
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長時間のデスクワークで首が固まる
これらの症状は、まだ神経への圧迫が軽度であるため、休めば症状が落ち着くことが多いのですが、進行のサインでもあるため注意が必要です。
中期症状:しびれ・痛み・筋力低下が日常に影響し始める
進行してくると、明確なしびれや痛み、動かしにくさが日常の中で感じられるようになります。
主な症状の具体例
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ボールペンを握る手に力が入りにくい
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お箸が持ちづらくなり、つまむ動作がうまくできない
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シャツのボタンを留めるのが苦手になった
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何もしていなくても肩甲骨の内側がズキズキ痛む
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腕を挙げた状態でいるとビリビリと腕がしびれてくる
特に「巧緻運動障害(細かい動作の不自由さ)」が現れた場合は、脊髄への圧迫が始まっている兆候です。
放っておくと、歩行や排尿機能など、下半身の機能にも障害が及ぶ危険性があります。
重度の症状:頚椎症性脊髄症に進行した場合
頚椎症がさらに進行し、脊髄自体が強く圧迫されると、「頚椎症性脊髄症(けいついしょうせい・せきずいしょう)」へと発展します。
この段階では、以下のような深刻な症状が出現します。
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両手足のしびれ・脱力
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歩行中のふらつき、つま先が引っかかる感覚
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階段の昇り降りが怖い
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トイレが近い、尿意が分かりにくい、尿漏れがある
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手の感覚が鈍く、物を落としやすくなる
こうなると、保存療法(施術・リハビリ)だけでは対応が難しく、手術が必要となるケースもあります。
したがって、初期のしびれ・痛み段階で対処することが極めて重要なのです。
頚椎症が疑われる場合の検査方法とは?
頚椎症の診断には、症状の確認だけでなく、いくつかの検査法を用いて圧迫部位や障害の程度を把握します。
1. 画像診断
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レントゲン(X線): 骨の変形やストレートネックの有無を確認
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MRI: 椎間板の変性、神経根・脊髄の圧迫状態を明確に把握
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CT: 骨の変形具合をより詳細に確認可能
2. 神経学的検査
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ジャクソンテスト: 頭を後ろに反らして圧迫を加え、神経症状を再現する
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スパーリングテスト: 頭を後方+側方に傾けた状態で圧迫し、しびれの再現を見る
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握力検査・深部腱反射検査: 神経・筋肉の機能評価
これらの検査を通じて、どの神経レベルで圧迫が起きているのかを診断し、適切な対応へつなげます。
症状別のセルフ対策と日常生活の注意点
軽度のしびれやコリがある場合の対処法
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デスクワーク時に首のストレッチを1時間に1回行う
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スマホを目線の高さに上げて使う
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枕の高さを後頭部と頚椎が自然にフィットする高さに調整
首の痛みが強い場合の対応
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湿布やアイシングは、急性期の痛みに効果的
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湯船にゆっくり浸かって筋肉の緊張を緩める
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左右の肩甲骨を寄せる体操で首の負担を軽減
症状が進んでいると感じた場合
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安易にマッサージを受けると、神経圧迫を悪化させる可能性があります
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整形外科で画像検査を受けた上で、信頼できる専門院での施術を選ぶ
頚椎症の症状が出た時に“やってはいけない”3つのこと
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長時間のスマホ・PC使用を続ける
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無理なストレッチや首の自己牽引
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症状が落ち着いたからといって放置すること
一時的に痛みがなくなっても、神経圧迫そのものが解消されたわけではありません。
原因を取り除かなければ、必ず再発するリスクがあります。
まとめ|頚椎症の症状は「時間との勝負」
頚椎症の症状は、段階を追って進行していく特徴があります。
初期の違和感から始まり、しびれ、痛み、脱力、そして歩行困難や排尿障害へと至るまで、放置すればするほど日常生活への影響は深刻になります。
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軽い首こりでも違和感を感じたら、まずは身体の状態をチェック
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自分だけの判断ではなく、専門的な評価を受ける
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対応が早ければ早いほど、回復も早く、リスクも抑えられる
頚椎症は、正しい知識と適切な対応があれば十分にコントロール可能な疾患です。
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