頚椎症の原因を徹底解説|加齢・姿勢・生活習慣の本当のリスクとは? | 豊橋市 大手口コミサイト上位のふたば接骨院

頚椎症の原因を徹底解説|加齢・姿勢・生活習慣の本当のリスクとは?

2025/07/28 | カテゴリー:トピックス

【専門解説】頚椎症の原因とは?加齢・姿勢・生活習慣が首に与える影響


頚椎症とは?原因を知る前に病態を理解しよう

頚椎の基本構造と役割

頚椎は、首の部分にある7つの背骨(C1〜C7)で構成され、頭を支えたり、首を前後左右に動かしたりする役割を担っています。
この頚椎の間には、椎間板というクッションのような組織があり、衝撃を吸収し、滑らかな動きを助けています。

頚椎の中には脊髄と呼ばれる神経の束が通っており、腕や手に向かう神経もこの部分から枝分かれしています。


頚椎症とは何か?

頚椎症とは、加齢や過剰な負荷により、椎間板の変性、骨の変形(骨棘形成)、靭帯の肥厚などが起こり、神経根または脊髄が圧迫されて痛み・しびれ・運動障害などの症状を引き起こす疾患です。

進行度によっては、以下のように分類されます。

  • 頚椎症性神経根症:片側の腕や手にしびれ・痛みが出る

  • 頚椎症性脊髄症:両手足のしびれ、歩行障害、排尿障害が出る


頚椎症の主な原因|“なぜ”神経が圧迫されるのか?


原因①:加齢(老化)による椎間板の変性

頚椎症の最も多い原因が加齢変化です。
年齢を重ねると、**椎間板は水分を失い、弾力がなくなっていきます。**これにより:

  • 骨と骨の間隔が狭くなる

  • 椎間板が突出する(いわゆる“ヘルニア”状態)

  • 骨に余計な突起(骨棘)ができ、神経を圧迫する

特に40代後半から50代以降に発症しやすい傾向があります。


原因②:長時間のデスクワークやスマートフォン使用

現代社会において急増しているのが、首に慢性的なストレスをかける生活習慣です。

  • ノートパソコン作業で頭を前に突き出した姿勢

  • スマートフォンを下向きで長時間操作

  • 姿勢の崩れた座り方(骨盤後傾→猫背)

これらの習慣が続くと、頚椎の前弯カーブが失われ「ストレートネック」になり、首にかかる負荷が大きくなります。
研究では、頭が15度前に出るごとに約12〜18kg分の負担が頚椎にかかる
とされています。


原因③:外傷や過去のむち打ち・事故歴

  • スポーツや交通事故によるむち打ち(頚椎捻挫)

  • 倒れたり転んだりして首に強い衝撃を受けた経験

このような外傷歴がある方は、頚椎が本来の可動性を失いやすく、変形性変化が進行しやすくなります。
また、筋肉や靭帯の損傷が回復しても、その後の動作パターンに問題が残るケースも多く、後年になって頚椎症を発症することも。


原因④:姿勢不良・体のゆがみ

姿勢が崩れると、首だけでなく全身のバランスに影響します。

  • 猫背や巻き肩で頭が前に出る

  • 骨盤の傾きで背骨全体のアライメントが乱れる

  • 肩甲骨の動きが悪くなり、首の可動域も制限される

このような状態が続くと、頚椎周囲の筋肉や靭帯が過緊張を起こし、骨格にも悪影響を与えるようになります。


原因⑤:運動不足と筋力の低下

頚椎を安定させるためには、首だけでなく、**体幹・背中・肩まわりの筋肉(いわゆる姿勢保持筋)**がしっかりと働くことが必要です。

しかし、現代人は運動不足になりやすく、インナーマッスル(深層筋)が弱くなることで、首に過剰な負担がかかるようになります。


原因⑥:睡眠環境(合わない枕・マットレス)

就寝中に首が不自然な角度で固定されることでも、頚椎症の進行リスクは高まります。

  • 枕が高すぎて頚椎が屈曲した状態になる

  • 枕が低すぎて後屈しすぎる

  • 柔らかすぎるマットレスで頭が沈み、首が浮いてしまう

これらの要因が重なると、一晩中、神経や関節に負担がかかり続けることになります。


症状の進行と原因の関連性|軽度から重度へ

頚椎症の症状は、原因が解消されないまま放置されると、以下のように進行します:

  1. 初期症状:首のだるさ・肩こり・軽い痛み

  2. 中等度:首から肩・腕・手指のしびれ、筋力低下

  3. 重度(脊髄症):両手足の脱力・歩行困難・排尿障害

これらの進行は、姿勢や生活習慣、過去の外傷の有無など、複数の原因が絡み合っていることが多いのです。


原因別のセルフチェックと対応策

姿勢のセルフチェック

  • 鏡の前で立った時、耳の穴が肩の前にある → 【要注意】

  • 壁に背をつけて立ち、後頭部がつかない → 【ストレートネックの可能性】

改善策:

  • 1時間に1回、首・肩のストレッチを行う

  • デスク環境の見直し(画面の高さ、椅子の調整)

  • スマホの位置を目線の高さに


枕・寝具のセルフチェック

  • 朝起きた時に首が固まっている・痛む

  • 寝返りが打ちづらい

  • 寝ても疲れが取れない

改善策:

  • 枕の高さを首の自然なカーブに合わせて調整

  • タオルなどで微調整し、自分に合う高さを確認

  • 硬めのマットレスで背骨のS字を保つ


筋力チェック

  • 長時間のデスクワーク後に姿勢が崩れる

  • 腹筋・背筋を使った動作がつらい

  • 肩甲骨が硬い、動きが悪い

改善策:

  • 背筋・体幹のトレーニングを週2〜3回行う

  • 姿勢保持筋のトレーニング(ドローイン、プランクなど)

  • 首だけでなく、全身を動かす習慣を取り入れる


頚椎症の原因を放置するとどうなるか?

  • 慢性的な首・肩の痛み

  • しびれや脱力が広がる

  • 日常生活に支障(文字が書けない、ボタンが留めにくい)

  • 重度の場合、手術(脊椎除圧術など)を検討する必要性

早期に原因を把握し、生活環境と姿勢の見直し+専門的なケアを行うことで、手術に至らずに症状を抑えることが可能です。


まとめ|頚椎症の原因は「1つではない」。生活全体の見直しがカギ

頚椎症の原因は、

  • 加齢による自然な変化

  • 不良姿勢と生活習慣

  • 筋力の低下

  • 過去の外傷

  • 間違った寝具の使用

など、さまざまな要因が絡み合っています。

つまり、「ただ年齢のせい」ではなく、「日々の生活で改善できる要素が多い疾患」なのです。


ふたば接骨院では、姿勢分析・筋力評価・生活指導・施術を組み合わせた根本対応を行っています。
「これって頚椎症かも…」と思ったら、早めにご相談ください。
正しい知識と対策で、首の健康を取り戻しましょう。

あなたの仕事や日常動作が頚椎症の原因になっているかも?

パソコン作業が多い職業

現代社会で最も多い頚椎症の誘因は、長時間のパソコン作業です。
特に以下のような業種は、首への慢性的なストレスを蓄積しやすいです。

  • 事務職(8時間以上座りっぱなし)

  • プログラマーやWebデザイナー(集中姿勢が多い)

  • コールセンター業務(受話器と肩の固定)

  • CADオペレーターなど、前かがみで画面を見る時間が長い職種

これらの仕事では、頭が前に出た姿勢がクセになり、首の湾曲(前弯)がなくなってストレートネックへと進行することが少なくありません。


立ち仕事・運転業務も要注意

「座っていないから大丈夫」と思われがちですが、立ち仕事や運転職にもリスクはあります。

  • 看護師や介護士など、頭を下に向ける動作が多い職種

  • 美容師や調理師など、手元作業で首が固定されやすい

  • 長時間の運転で、同じ姿勢を保ち続けるドライバー

これらの業務では、首の動きが制限され、周囲の筋肉が硬くなりやすく、椎間板への圧力が高まる傾向があります。


日常の何気ないクセが原因になることも

  • 枕が合っていない(高すぎ・低すぎ)

  • スマホを寝ながら見る習慣

  • 横向きで丸まった姿勢で寝る

  • バッグをいつも片側で持つ

  • 片手で赤ちゃんを抱っこし続ける

このようなちょっとした日常習慣が、頚椎のゆがみや筋緊張の原因になっていることも多いため、自分の生活を振り返ることが重要です。


性別・年齢・体型によってリスクが変わる?

女性は「関節の緩さ」と「筋力不足」が関係

女性はもともと男性に比べて関節が柔らかく、首の靭帯や関節が過剰に動きやすい傾向があります。
そのため、首が不安定になりやすく、軽い姿勢不良でも頚椎にストレスがかかりやすいのです。

さらに、体幹や背筋の筋力が弱いと、姿勢を保つ力が足りず、首に余計な負担が集中します。


高齢者は「変性の進行」と「代償動作」が原因に

加齢による椎間板の変性は避けられませんが、年齢が高くなると日常動作そのものが原因となることもあります。

たとえば:

  • 視力の低下で前かがみになる

  • 腰や膝が痛くて、バランスを取ろうとして頭が前に出る

  • 運動不足で筋力・柔軟性が低下

このように、首以外の部位の影響で「頚椎に負担が集中する姿勢」が定着しやすいのです。


太り気味の方は「姿勢保持の負担」が増加

体重が増えると、重心が前方に傾きやすくなり、自然と猫背・前傾姿勢になりがちです。
この姿勢が長時間続くと、首の後方筋が常に緊張し、椎間板の圧迫が増大します。

また、脂肪による気道の狭窄→いびき・睡眠時無呼吸→高めの枕使用→頚椎の屈曲増加という悪循環に陥るケースもあります。


ストレートネックや変形性脊椎症との関係性

ストレートネックは頚椎症の“入り口”

ストレートネックとは、本来前弯している頚椎がまっすぐに変形している状態で、現代病とも言われています。

この状態では:

  • 首の衝撃吸収能力が低下

  • 筋肉の緊張が慢性化

  • 椎間板や関節への負担が集中

その結果、椎間板の変性・骨棘の形成へと進行し、頚椎症を引き起こすリスクが高まります。


変形性頚椎症と診断されたら?

変形性頚椎症とは、加齢による骨や椎間板の変化が顕著になった状態で、レントゲンやMRIで発見されます。

診断されたからといってすぐに手術が必要というわけではなく、生活習慣・運動・施術によって進行を防ぐことが可能です。


ふたば接骨院で行う「原因分析型」のアプローチとは?

ふたば接骨院では、単に症状を聞いて施術をするのではなく、頚椎症の原因を特定するための評価と分析を重視しています。


1. 姿勢・動作チェック

  • 静止時の頭の位置(前方偏位の有無)

  • 骨盤の傾きや脊柱のS字カーブの確認

  • 肩甲骨・胸郭の可動域評価

これにより、首に負担が集中する原因を全身から割り出します。


2. 触診・筋力テスト・整形外科的テスト

  • 頚椎の可動性(左右回旋・側屈・前後屈)

  • 神経学的反射の確認

  • 筋バランスの評価(左右差や筋力低下の有無)

これらの検査から、「首に痛みが出ているのは結果であり、原因は他にある」と判断できるケースも多く見られます。


3. 原因に応じたオーダーメイド施術+生活指導

  • ストレートネックの改善には、胸郭・骨盤・姿勢の調整

  • 運動不足が原因なら、インナーマッスル強化トレーニングを指導

  • 枕や生活動作に問題があれば、環境面からアプローチ

このように、原因に基づいた施術とアドバイスで再発予防まで見据えた対応が可能です。


まとめ|頚椎症の原因は多岐にわたる。だからこそ、分析と対策が重要

頚椎症の原因は単一ではなく、

  • 加齢

  • 姿勢

  • 日常動作

  • 筋力低下

  • 寝具環境

  • ストレス
    …と、複数の要素が複雑に絡み合っています。

「痛い場所を揉めば治る」という時代ではなく、根本原因を突き止めて、身体全体から見直すことが重要です。


ふたば接骨院では、あなたの症状の原因を明確にし、
「なぜそうなったのか?」を一緒に考え、改善へ導く施術とサポートを提供しています。

まずは、症状が出たときに「放置しないこと」。
それが、頚椎症の進行を止める最初の一歩です。

 

 

 

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